低い強度で運動するときは糖質と脂質の両方を利用することができるのですが、高い強度では糖質しか利用することができません。なので、ここ一番の爆発的なスパートを成功させるには、糖質であるグリコーゲンを節約し、体内に最後まで残しておくことが重要です。
グリコーゲンを節約するには、「できるだけ脂質を利用し、グリコーゲンをムダづかいしない身体」にトレーニングする必要があります。マラソン選手などがゆっくりとしたペースで長時間走りこむトレーニングは、グリコーゲンの無駄づかいをなくし、可能な限り脂質を利用しやすいカラダを作るために合理的な方法です。低強度の運動は脂質を優先的に利用します。そのような強度な運動を繰り返し行うことで、グリコーゲンに頼らず脂肪を燃焼して運動することを自分のカラダに刷り込ませるのです。
ところで、グリコーゲンの節約は、トレーニングだけでなく、栄養の摂り方でも効果が出てくると言われています。
その摂り方とは、「運動中はできるだけブドウ糖を含む栄養補給を控える」ということです。ブドウ糖は糖質の中でも脂質よりもエネルギーとして利用されやすく、脂肪の分解を妨げるからです。なお、ブドウ糖は砂糖やデンプンのなかに含まれています。
では、運動中には糖質として何を補給すればよいのでしょうか?それは「果糖(フルクトース)」です。果糖は脂肪の分解を妨げる効果がありません。果糖を含むドリンクなどがありますので、運動中はそれを利用してエネルギー補給を行うのがよいでしょう。
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