スポーツの試合のときは、体内にグリコーゲンをできるだけ蓄えておくことがスタミナアップにつながります。とくにマラソンやトライアスロンなど、長時間にわたるスポーツではグリコーゲンをできるだけ貯めておくことが大事です。
そのための方法が「グリコーゲンローディング(カーボローディング)」です。脂肪と違い、グリコーゲンは通常ですと体内にたった500gしか蓄えることができません。これは2000kcalに相当します。長時間のスポーツのとき、このグリコーゲンが途中で枯渇してしまうと、急に力が抜けて動けなくなってしまいます。これを「ハンガーノック」といいます。グリコーゲンローディングを行うことで、500gにプラスアルファのグリコーゲンを体内に蓄えることができ、スタミナアップにつながります。
グリコーゲンローディングの最も簡単な方法は、試合やレースの数日前から炭水化物中心の食事に切り替え、肝臓や筋肉内のグリコーゲン量を増やします。
もう少し高度な方法として、試合の一週間くらい前から2,3日前の間、炭水化物の少ない食事に切り替え、肝臓や筋肉内のグリコーゲンを空っぽにします。そうすると、カラカラのスポンジのように、炭水化物を吸収しやすくなります。そして試合当日まで炭水化物中心の食事に切り替えるわけです。
ただし、注意しておきたいのは「試合直前にブドウ糖を摂らない」ということです。そうすると、試合直前にインスリンが大量に分泌され、かえって血糖値が低くなり、スタミナ切れを起こしてしまいます。ブドウ糖はデンプンや砂糖に含まれています。
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